『木曜組曲』

CSでやっていたので。
原作ももうだいぶ前に読んだので、ラストの「こうきたかぁ」感はちょっと薄めで。でも、うまく原作の雰囲気は出ていたと思う。
ともかく浅丘ルリ子の存在感が圧倒的。「物書き」ということに憑かれた大女流作家。
気になったのが、食事のシーンと言うのは映像で見るよりも文章で読んだほうが数倍素敵に思えるものだということで。物を食べるという行為は生き物として原初からの行為で、それを映像に映すというのは、ある意味けっこう恥ずかしいもののように思える。それを文章で読むんで、自分の脳で変換して想像するほうがよっぽど魅力的というのは不思議なことだなぁ。
全体的にはきれいにまとまっていて面白かったと思います。