タイミング。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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「みんな当たり前のように普通に子供が生まれてくる」と思っているのは幻想。産まれる以前に、子供が流産してしまう可能性は、たぶん、思っているより全然高いと思う。そういうことは普通あまり口にされないし。
受精される前もそうだけど、本当にものすごい確率をすり抜けて、みんな産まれてきているということを、一度確認しておいたほうがいいと思う。
- 作者: 石原千秋
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/06
- メディア: 新書
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ケータイ小説とはどんな文学か? ということを考えることが文学について考えることになる、と書いているものの、結局文学ってなんだったの? というか、なんというか。
それはともかくとして、「ケータイ小説は、「貴種流離譚」である」というのに、納得。『友だち地獄』で、「深く傷ついたりすることによって「純粋」であることになる」というようなことが書かれていたのが、なんとなく理解しにくかったんだけど、貴種流離譚であると考えるとスッキリする。
松岡正剛氏が、物語の雛形は神話から始まっており、それは貴種流離譚であるとも言えると書いていたけど、つまりは、「ケータイ小説=少女たちの神話」ということなのだろうね。