遠くない未来の話
『侍女の物語』マーガレット・アトウッド
ドラマにもなっているけど、どんな話かほとんど知らずタイトルを見た時にファンタジー系の話なのかと思って読み始めたらSFだった。
今から遠くない未来、しかも絶対に起こらないとは言い切れない物語。
子どもを産むために集められた妊娠可能な女性たち。必要以上に大事に扱われているがひと皮むけば今の女性たちの扱いとたいして違わないことに絶望する。
このところのこと
継続中読書
■『死のロングウォーク』スティーヴン・キング
買った本も図書館の本も大量に積んでいるのに、なぜか再読。
「あれ、しおりがないなあ」と言っていたら、息子が岩波少年文庫小公子のしおりを貸してくれた。
これは、蠅の王ではないか…? と思いながら読んでいる。
■『オリクスとクレイク』マーガレット・アトウッド
『洪水の年』を借りたものの3部作の2作目と書いてあって、じゃあ1作目から読まなきゃじゃない! と思って年末から読み進めている。
アトウッドは『侍女の物語』を読んだけど結末思い出せないなあ、と思っていたら、最後まで読んでなかったのでちゃんと読む。
■『読書の日記』阿久津隆
年明けから読むことに決めていたので、毎日少しづつ読んでいる。
とりとめのなさがいかにも日記。
■『どこにでも神様 知られざる出雲世界をあるく』野村進
読み始め。
石見ジャニーズ。
天冥の標まとめ買い
1/10まで天冥の標が最新刊を除き半額というので、悩んだ末(実はあんまり悩まなかった)1~9まで購入。
年末までに他にも数冊電書を買ってしまったので、紙本以外にもだいぶ積んでしまったのがいささか気になる(でも気にしない)。
ゼルダの伝説
息子がBotWをやりたいがために母の指定図書をすべて読んだ。BotWはCERO B指定なので12歳以上でないとプレイできない(建前)。
すべて、というか、最後の『ツバメ号とアマゾン号』は上巻だけで読んだと言い張っているのだけど、約束は約束だし仕方がない。どうせあと半年もしたら息子も12歳だ。
ジョギング
今朝は25分弱。
気温は0℃以下だったようだけど、それほど寒くは感じず。風は冷たかった。夏に走るより全然いい。
日の出が一番遅いのが今の時期なので、もうすぐ少しずつ明るくなると思うとうれしい。暗い中走るのも悪くはなかったけど。
2018年に読んだ本
カーズ:クロスロード(ネタバレあり)
マックイーンがクラッシュ後にハドソンホーネットのことを思い出して「このまま終わらない!」と新しい(性能の)車たちをベテランならではのテクニックで打ち負かす話かと思ってたんですよね。
マックイーンは天才肌というか自分に才能があって速いということをよく知っていて、他人のことを無意識に見下したりするんだけど、まったく人の気持ちがわからないわけではなく、自分のこの気持ちは他の人にも同じようにあるんだってことを素直に認められるところがいいところで、それが今作でも思わぬ方向に効いていて泣けた。現役続行を賭けた最後のレースでも、だからこそクルーズに道をゆずることができたんだなと。
「引き際は若者が教えてくれる」というのも、自分の能力がついていけなくなることを悲しく実感するのではなく、これはと思える若い才能に出会えて後を任せることができるって、なんて素敵な引き際かと思いました。
年寄には年寄の役目があるってことですね。
夏のまとめ
■夏が夏らしくならないまま秋になってしまった。
■8月は今年から夏休みの開始が数日遅れ、ものすごい損した気分。
■通常勤務が終わってすぐに金沢・能登に2泊3日で家族旅行。
初日の金沢は台風直撃で21世紀美術館しか見られなかった(近江町市場にはちらりと行った)ので残念。観光客が考えることはみんな同じで屋根のある美術館に殺到したのはしかたなし。スイミングプールはただの記念撮影会場と化していて、いったいなんなのかな…って思ったり。
翌日は初めて現地でレンタカーを調達して2時間ちょっとのドライブ。のと里山街道(少し前まで有料道路だったそう)を教習所を出て以来の100kmオーバーで走った。なんとかなるもんだ。
千里浜ドライブウェーで日本海につっこんでいく息子がひとり。
輪島のホテルも日本海に面したお部屋と温泉で、がんばって来たかいがあるなーとのんびり。
しかし、初日のホテルも輪島の旅館も一度布団に入ると起きて酒飲むとかできなかったので年を取ったものだとガッカリ。
最終日には兼六園・金沢城も見られてまずまず。
■お盆の時期に実家の両親と八月納涼歌舞伎『野田版・桜の森の満開の下』。
とにかくセリフが大量で複雑でダーッと喋らなきゃいけないお芝居なので、なんとか回ってはいたけどもう少しこなれると(特に耳男)すばらしい歌舞伎になると思う(えらそう)。
七之助の夜長姫がとてもよかったので、耳男がどうしようもなく夜長姫に魅かれていく様子が出てくればもっと泣ける。
■あとは、息子と『カーズ:クロスロード』、深海2017。
『カーズ』はとてもよかった。
2が、なんていうか、ダイ・ハードの1と2みたいな感じというか、メーターのスピンオフみたいな感じだったのが、3になって1をなぞるような内容になっていて、そのつもりで見ていたら最後の30分ほどで「そうくるか…!」という流れに。
深海2017は、お盆期間ほどではないのだと思うけど、めちゃ混み。
でも、後半の展示は見やすかったのでよかった。息子はしょこたんのイヤホンガイドを聞きながらで、「へー」とか「面白い」とか言っていたので楽しめたようでなにより。
■今年は息子の夏休みの宿題もそんなにもめずに終わってめでたしめでたし。