『オペラ座の怪人』

なんていうか……こんなにそのまんまだとは思ってもなかったもので。
冒頭のシャンデリアが上がって、埃をかぶったオペラ座がさぁっと往時の有様を取り戻すところなんかは、これは映画ならではだよなぁ、と感心もしたんですが。
アンドリュー・ロイド・ウェーバーが大きくかんでるからかもしれないけど、もうちょっと映画的な部分も出してほしかった。歌使いたいのも分かるけど、ある程度メリハリをつけるつもりで削るということもしてほしかったかも。ほっとんど同じものを観るんだったら、お芝居のほうを観たほうがいいと思うよ。だって、あれ、舞台用にできてるわけだし。
映画館の微妙に迫力の無い音響も致命的だったかも。